2026-09-02 · 6 min
ステッカーの型代はなぜ発生するのか:金額・型の帰属・リピート時の扱い
型代はカスタムステッカー発注で最も揉めやすい費用です。抜き型とは何か、費用の算出方法、型の所有権、リピート時の再請求の有無、そして発注前に確認すべき 5 つの質問を解説します。

カスタムステッカーの見積書で、最も「この費用は何か」と質問されるのが型代です。工場によって請求する・しない、「型代無料だが型の所有権は工場」など対応が大きく異なります。本記事で一度に整理します。
1. 抜き型(金型)とは何か
抜き型とは、ステッカーの外形を材料シートから打ち抜くための工具です。鋼の刃を埋め込んだ木板や樹脂板をイメージしてください。プレスすることで刃が外形を切り出します。抜き型がなければ長方形か手ちぎりしかできず、本当の意味での異形カスタムはできません。
- レーザー抜き型:最も一般的。レーザー加工した板に鋼刃を埋め込み、ほとんどの異形ステッカーに対応
- エッチング抜き型:精度が高く、細かい柄や複雑な輪郭に適する(価格はやや高め)
- 彫刻抜き型:厚手素材やエンボス表現が必要な製品に使用
- シンプル罫線型:形状が長方形に近い場合に使用可能でコストは最低
2. 型代はどのように算出されるか
型代は主に 3 要素で決まります。刃線の総延長、デザインの複雑さ、要求精度です。刃線が長く、角が多く、精度要求が厳しいほど製作に時間がかかり費用も上がります。一般的な目安は、単純形状で数百元、複雑な異形や高精度エッチング型で 1,000〜2,000 元、特に複雑な複数枚セットの型はさらに高くなります。
3. 型の帰属 — 最も揉めやすい条項
業界には 2 つの運用があり、発注前に必ず確認が必要です。さもないと後から工場を変更できなくなります。
- お客様が型代を負担:型の所有権はお客様に帰属し、工場は保管のみ。お客様は引き取りや他工場への移管を求める権利があります
- 工場が型代無料を提示:所有権は通常工場に留まり、お客様は使用のみで持ち出し不可。「大量発注で型代無料」の販促でよく使われます
- 中間的な形:お客様と工場が一部ずつ負担し、累計数量の達成を条件に所有権がお客様へ移る
4. リピート発注で型代は再度発生するか
通常は発生しません。抜き型が残っているため、そのまま機械にセットして生産できます。ただし 2 点確認が必要です。1 つは保管期限で、1〜2 年リピートがない場合に型を廃棄する工場もあります。もう 1 つは型の寿命で、鋼刃のプレス回数には上限があり、大量ロットでは途中で交換が必要になる場合があります。これらを確認しないと、2 年後のリピート時に再製型の費用が発生します。
5. 発注前に必ず確認すべき 5 つの質問
- 型代は本体代金と相殺できるか?(一定数量の達成で返金または相殺するのが一般的)
- 型の所有権は誰にあるか?持ち出しは可能か?
- 保管期限はどの程度か?リピートがなければいつ廃棄されるか?
- 型の寿命はプレス何回程度か?大量生産で途中交換する場合の費用負担は?
- デザイン変更時の扱いは?軽微な修正で再製型が必要か、費用はいくらか?
Yikang(イーカン)の対応
- お客様が型代を負担し、型の所有権はお客様に帰属 — 当社は保管のみ
- サンプル費 300〜800 元、型代 500〜2,000 元、いずれも量産時に全額相殺
- 抜き型を 3 年間無料保管、期間内のリピートは型代不要
- ご要望があれば抜き型の引き取り、または指定工場への移管に対応
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